Erephant's breath
 71〜80

vol.71 生きがいと道楽  
女優の吉行和子さん(79)のお母様で、NHK連続テレビ小説「あぐり」(1997年)のヒ
ロインのモデルとなった美容家・吉行あぐりさんが1月5日未明、107歳でお亡くなりになり
ました。ちょうどお正月のお休みに、あぐりさんの著書を読んだ直後のニュースでした。日本
の美容師免許所持者の中で、最高齢であったあぐりさんは、その自伝によると94歳を過ぎて
もなお、馴染みのお客様8名のために月に7〜8日、お店に立ち続け、その3,000円に満たな
い、長年据え置きのカット料金などによる収入は、お察しのように、お店の管理費や水道光熱
費に及んでいなかったようです。”収入は度外視しても、仕事ができればそれだけでありがたい”
と仰るあぐりさんにとって、美容師としての仕事は、損得を超えた唯一の道楽だったそうです。
道楽とは”自分の生活の中に仕事とは別に熱中できる趣味にふけり、それを楽しむこと”とい
うことですが、その定義をピョンと飛び越えて、仕事が道楽ということです。また生涯趣味を
一切持たなかったあぐりさんと比べて、私は年に1〜2回ほど釣りや山登りに行き、テニスは
週に2回ほど楽しんでおりますので、これが本来の道楽でしょう。しかし、私にとってもまた、
生きがいと呼べるのは、お客様に喜んで頂く美容師という仕事、社員や周囲の方々の笑顔のた
めに、いい会社をつくる経営という仕事、この二つの仕事に他なりません。
 
  朝起きたときに、「よし、きょうはコレをやろう」という目的や、「アノことが、うれし
 い」と思える希望。眠りにつくまえに、「一日、よくやった」「あの人が喜んでくれたな」
 と感じられる手ごたえや充実感。それらが「生きがい」となり、「生きていてよかった」
 という幸福感へとつながるでしょう。                 池田繁美先生
 
あきれるくらい楽天的に生き抜いたというあぐりさんにとって、仕事は道楽であり、生きがい
であったのかもしれません。同様に現在の私にとっては、美容も経営も日々の成長により、出
来なかったことが出来るようになることで、人に喜んでもらう、それが仕事であり、かけがえ
のない生きがいに違いありません。今はまだまだ、あぐりさんのように、道楽とまでは言えま
せんが、近い将来に”仕事は道楽です”と静かな笑顔で語れるような男になれたらいいなと思
っています。ありがとうございます。
 
 
 
vol.72あこがれの人
 
 
母娘でご来店いただくお嬢さんに対して”お母さんに似てるね”と投げかけると、喜んでもら
えることが、少ないこともあり”私、お母さんみたいな顔になりたいんです”そのように、は
っきりと言い切る、彼女のひとことに、私は驚きを隠せませんでした。そしてその瞬間、ピカ
ピカに磨かれたガラスのような彼女の印象が、ストレートに伝わって参りました。年頃の女子
大生にしては珍しい願望だなと感じましたので、よくよく聞いてみると”お母さんは、仕事を
して、好きなテニスもして、毎日とても楽しそうで輝いてる。私、お母さんみたいな人になり
たいんです。私がそう思うのは、それだけのことをお母さんがして来たからだし、私もそうし
て自分の子供から、そう言ってもらえるような、お母さんになりたいんです”とのことでした。
結婚披露園の母への手紙のシーンにおいては、そのような思いを耳にすることがありましたが、
日常会話の中で、担当スタイリストの私に対して、目をキラキラさせて語る彼女を眼の当たり
にすると、どうしたらこんなに素直な娘に育つのかなと思いましたが、やはりその答えは彼女
が語るように、お母様が”それだけのことをして来た”というひとことに尽きるでしょう。
 
わがままな心は、権利を主張し、義務を怠ります。      わがままな心は、自分を許し、相手を責めます。
わがままな心は、つねに打算的で自分に損なことはしません。 わがままな心は、すぐ感情的になります。
わがままな心は、人間関係を崩すものです。
 
彼女は三姉妹の末っ子です。私はお母様はもちろんのこと、二人のお姉様方まで、担当させて
頂いていますが、三姉妹がそれぞれご来店の際には、全員がもれなく毎回、”お母さんが〜言っ
た。〜してた。〜なんですよ。”という、明るく楽しいエピソードを、嬉しそうに聞かせてくれま
す。現役看護師として働くお母様が、一番わがままが出やすい家族に対して、このように良好
な人間関係を築き上げるということは、並大抵のことではない、と思いますが、”お母さんみた
いな人になりたい”と看護学部で学ぶ娘さんから、思われているということは、とても幸せな
ことではないでしょうか。我が家の中学一年生の息子も最近、”将来、美容師になる”と言って
いますが、”お父さんみたいな人になりたい”という声は残念ながら、ちっとも聞こえてこない
様子です。ありがとうございます。
 
 
 
 
 vol.73 一切感謝
 
 
有り難いことですが、私は職場において毎日数えきれないくらい”ありがとうございます”
という感謝の言葉を頂きます。”昨日は早く上がらせてもらい整骨院に行かせて頂きありが
とうございます””洗濯機を買って頂きありがとうございます””昨日は練習を見て頂きあり
がとうございます”朝からこのような言葉を頂くのはとても気持ちがいいものです。人から
お世話になったとき、相手に対して感謝の気持ちを言葉で伝えるということは、人間関係を
良好にするために、社会人としてまず身につけておきたい、習慣の一つと言えるでしょう。
私はこの習慣を磨いていくポイントは責任感(自分が引き受けた任務を果たすこと)を持つ
ということだと考えています。ここ最近、営業後に私がレジを閉めていると”レジを閉めて
頂きありがとうございます”と声をかけられるようになりました。オープン以来日常的に私
が行っている業務にも関わらず、このような言葉がスタッフの口から出るということは、そ
れを自身の任務として、責任を果たそうという気持ちが高まっているからに違いありません。
そして月末の給料日の夜には”今月もお給料を頂きありがとうございます”というメールが
私の元に届きます。以上は基本的な感謝を伝える方法として、とても大切なことですが、幸
せな人生を歩むためには、さらに進んで”一切感謝”を実践したいものです。
 
  一切感謝 困ったことが起きても、「起こるべくして起こった、ありがとうございます」
       と受け止めることができる。               池田繁美先生
 
私たちには生きているうえでいろいろなことが起こるものです。それが自分にとって都合の
よいことであれば感謝し、それを言葉で伝えることができますが、困ったり、不都合なこと
があると、なかなかそうはいきません。人は病気や事故、仕事や経営上の問題、人間関係の
悩みなどで、思い通りに行かない時には”なんで俺がこんな目に遭うんだ”と頭をかかえて
しまいがちです。しかし立ち止まって、自身をみつめなおすと、原因は自分自身にあること
が多いものです。このようなとき、病気では生活習慣の改善、事故ではゆとりを持った行動、
人間関係では自己主張をしすぎない、これらの必要性に気づかせてもらったと素直に”受け
止める感謝”ができたなら、その人の人生は大きく変わっていくに違いないでしょう。これ
からも、breathはスタッフ一同、感謝を大切にして成長いたします。ありがとうございます。
 
 
 
 
vol.74 自己を正そう
 
 
breathでは、ベーシックカットのトレーニングを大切にしています。スケートを滑れない人が
トリプルアクセルを飛べないように、ベースとなる確かな技術を身につけていない人に、思い
描いたヘアスタイルを形にすることは、難しいように思うからです。しかし、確かな技術を身
につけるということは、そう簡単なものではありません。自己のクセを知り、それを正すに
は相応の努力が必要でしょう。定められた課題と向き合い、一台数千円のウイッグを、breath
では月に3〜4台、スタイリストデビュー前は勿論ですが、デビューした後もトレーニングを
し続けます。また成長は螺旋階段を上っているかのようで、すぐに結果が得られるものではあ
りません。同じところをグルグル廻っているだけのように感じる取り組みです。同じ失敗を何
度も繰り返すと諦めたくもなるでしょう。しかし”出来るまでし続ける”という強い意志を持
って続ければ、ふと顔を上げたとき、目の前に広がる景色から、成長を実感出来る日が来るに
違いありません。そのように、クセのない基礎を身につけること。それは、移り行く美容業界
において、自分を時代にフィットさせる、柔軟さにもつながるかもしれません。また今年度か
らは、毎月第三火曜日は店休日とし、スタッフ全員でレッスンを行っています。このレッスン
では、トレーニングで身につけた技術を、どのように使うか、ということを学んでいます。孤
独なトレーニングとは対照的に、レッスンでは旬な情報を共有することにより、意欲や成功イ
メージを生みだし、ワクワクした気持ちで、次の日の仕事が楽しみになるような、学びの場に
しようと考えています。
 
自己を知り、自己を正す      自分の欠けているところに気づき、そこを正していく
自己を知り、自己の使命を果たす  自分の天分を知り、それを世のため人のために使う
                                   池田繁美先生
 
私にとっては、美容という専門性に限らず、人間性においても、至らない自己の未熟な性格か
ら目をそらさずに、まずは自分を変えて、正していく。それこそが、これから私が成すべく道
を照らす、確かな一燈に違いない。そのように思っています。ありがとうございます。
           
 
 
 
vol.75 面授口訣
 
 
約束の15分前に到着してしまった私は、応接室に案内されて就職担当の先生を、待ってい
ました。近年、求人活動は美容業界においても、大きな課題となっており、この時期私は毎
週、東奔西走しています。一時間近く待ったところで、さすがにおかしいなと思い、受付の
方に尋ねてみると、再度連絡をとっている様子ですが、その際素敵な生け花が目に留まりま
した。牡丹とアリストロメリアです。花は人の心を穏やかにしてくれるなあ、以前の私であ
ればイライラして気づかなかったかもしれない、とニヤッとして応接室に戻り、しばらくす
ると先生が来られました。一週間の勘違いとのことでしたが、おかげさまで”うっかりは誰
にでもありますから”という本心を伝えることが出来ました。就職活動に関する説明を伺い、
求人のお願いをさせて頂くと、先生から”今日お話を聞いて、お店の雰囲気が分かりました。
ゆったりとした時間が流れているんでしょうね”という嬉しい言葉を頂きました。また”異
業種で似た経営者の方を知っています。パン屋さんですが”と言われた瞬間思わず私は”そ
の方、実は私の師匠なんですよ”と失礼ながらお名前を伺う前に口をはさんでしまいました。
 
  面授  顔と顔とを合わせて、一対一で師匠から弟子に対して教えを伝えること
 
パンの木輪(八幡西区八枝、創業26年)の芳野社長は、経営者が徳を身につけ、その徳(
人格)をもって会社(社員)を治める「徳治経営」を長年実践され、思いやりを大切にした、
明るい、楽しい、仲良い、活々とした職場をつくることで、地域の方から多くの支持を受け
ています。(平成17年4月、北九州リビング「わが街いい店大賞」受賞)そして毎月はじめ
に発行される、ニュースレター”木々のささやき”は今月号で293号ですから、見習って始
めた私の約4倍です。そして私は芳野社長にお願いして弟子にしてもらった訳ではありませ
んが、年に2回ほど妻と木輪さんを訪問し、夫婦揃って面授を頂いていますので、師匠の背
中を夢中で追いかける私にとって、この度の先生のひとことは、大変励みになる、忘れられ
ないエピソードになると思います。ありがとうございます。
                      http://www.pan-kirin.com 木輪→で検索
 
  
 
 
vol.76 地獄と極楽
 
 
 
物事の本質を捉えた人の受け答えは、シンプルでわかりやすいものです。先日、ママさんス
タッフに”思いやりとは何でしょうか”と問いかけました。すると”人からされて嫌なこと
はせずに、されて嬉しいことをするように”と子供には言っています。という答えでした。
”人に不快さを与えない、安心と喜びを与える”breathでは、思いやりをそのように定義し
ていますので、私はその答えにとても大きな、安心と喜びを頂きました。相手に何かを伝え
る際、今回のような”ひとことで簡潔に”と同様に私は”たとえ話で具体的に”ということ
も大切にしています。そこで今回は、あるお寺のご老師が思いやりについて、次のようなた
とえ話を説いておられたのでご紹介します。”地獄とはどんなところなのですか”と若い修行
僧に尋ねられると、老師は”あの世には地獄もあれば、極楽もある。しかし両者には想像し
ているほど違いはなく、外見上は同じようなところだ。ただ一つ違っているのは、そこにい
る人たちの心なのだ”と答えます。老師が語るには、地獄と極楽には同じように大きな釜が
あり、そこには美味しそうなうどんが煮えている。ところがそれを食べるには、一メートル
ほどの長い箸を使うしかないのです。地獄に住んでいる人は皆、われ先にと争って箸を釜に
つっ込んで、掴もうとしますが、あまりに箸が長く、うまく口に運べません。しまいには人
が掴んだうどんを、無理やり奪おうと争い、ケンカになり、うどんは飛び散り、誰一人とし
て口にすることはできない。美味しそうなうどんを目の前に、だれもが飢えてやせ衰えてい
る。それが地獄の光景だというのです。それに対して極楽では、誰もが自分の長い箸でうど
んをつかむと、釜の向こう側にいる人の口へと運び”お先にどうぞ”と食べさせてあげる。
そうやって、うどんを食べた人も”ありがとう。次はあなたの番です”と、うどんを取って
あげます。ですから極楽では、全員が穏やかにうどんを食べることができ、満ち足りた心に
なれるとの事でした。そのように言われて辺りを見渡してみれば、あの世に限らず、この世
においても同様に、極楽のような家庭や職場、または地獄のようなそれらも実在しているの
ではないでしょうか。だからこそ今、私に出来る事は、至らない自己を正し、一隅を照らす
事で、いい家風、社風をひたすらに築いていく事。それこそが私に与えられた使命に違いな
い。そのように思えてならないのです。ありがとうございます。
 
 
 
 
 
vol.77 一切肯定
 
 
行橋市の中学生を対象とした”ニューヨークでホームステイをしよう”という企画に向けて
必要書類を準備し、選考用の作文を提出していた中学二年生の息子から、面接の前日職場に
泣きながら電話がありました。部活の顧問の先生から”おまえそれに行くんやったら、新人
戦ださんけの”と言われたようです。”先生なのにそんな言い方はないだろう、生徒の可能性
をつぶすような言葉は許せない”直感的に私はそのように思いましたが、ひと呼吸置いたら
”一切肯定”という、人生の師の言葉が目の前に浮かびました。そして次の瞬間に”いや、
こういう時こそ、全てを受け入れよう”と思い直しました。そしてその夜、私は息子と二人
で、自分が進む道を自由に考えて選択出来る、この日本という国に生まれたことに対する幸
福感や、思い通りに行かないことがあっても、逆らわずにすべてを受け入れる生き方につい
て、語り合いました。そして結果的に翌日息子は、自ら部活に専念する道を選択し、前向き
な心で、ニューヨーク行きの面接を辞退することが出来たようです。
  
人の言うことを、「はい、わかりました」と聞き入れる。(一切肯定)
困ったことが起きても、「起こるべくして起こった、ありがとうございます」と受け止める。(一切感謝)
 
中学二年生で同世代の仲間と共に貴重な海外経験ができるかもしれない。このチャンスを是
非実現させてやりたい。そのように願う私にとって、先生のひとことは”都合の悪いこと”
でした。そして身近な家族に対して、喜びを与えようとする、大変結構な私の願いは、多面
的に捉えてみると、一意専心の大切さを伝えようと、日夜真剣に指導をしてくださっている
顧問の先生に対して、あらかじめ丁寧に相談をしてから事を運ぶ、といった配慮に欠けてい
たかもしれません。今回の出来事は私が心の中にギュッと、にぎりしめた自我執着を押し通
しそうになりましたが、かろうじて逆らうことなく、受け入れることで、息子と私にとって、
”一切肯定一切感謝”に関する、ありがたい学びの機会になりました。ありがとうございま
す。
 
 
 
 
 
vol.78 唯心所現
 
 
私は、妻が掃除好きという恩恵を受けて、結婚以来毎日ピカピカな部屋で、快適に過ごして
います。家中どこの押し入れや引き出しを開けてみても、全ての物がキチンと整理され整然
と美しく並んでいる光景は、誰が見ても大変気持ちがいいものでしょう。しかし、私や息子
が何か物を使った後に、それを所定の位置に戻すのをうっかり忘れたり、いいかげんな布団
の敷き方をしてしまったりすると、それはもう大変な事になります。そんな時、私はいつも
自分の至らなさを棚に上げて、何か少しでも思いどうりにいかないと、すぐに怒りだすのは
”人としての謙虚さに欠けているな”と口には出しませんが、その度に心で思っていました。
そんな折に先日、定休日を利用して、朝から妻とお店の掃除をする事になりました。店内を
隅々まで、二人でひたすらに一日中掃除をしていると、開業以来積み重なるように増した不
要な物を、さっぱりとはらい除くことと同様に、私の心のクセ(自我、業)も少しは、まっ
すぐになったのか、ある思いが私の心の中に湧いてきました。それは妻に対して”素直に感
謝しなきゃ”という思いでした。
 
       唯心所現  心の状態そのままが身のまわりにあらわれる
 
仏教における”唯心所現”の言葉のように、心の状態を、常に美しく整えていたい。妻の心
の奥深くにある、潜在意識の中には、そのような純粋な思いが脈々と流れているのかもしれ
ません。そしてその心の状態が、現在の我が家の状態に、そのままあらわれているに違いあ
りません。それに対して私は、自身の散らかった心の状態を、そのまま不快さを与える行動
にあらわしたうえに、妻に対しては自分勝手な解釈による、見当違いな決論付けまですると
いう有り様でした。これからは、明らかになった、至らない自己を正すとともに、いつもピ
カピカに掃除をしてくれる妻に対して、素直に感謝しよう。そのように意を新たにいたしま
した。ありがとうございます。
 
 
 
 
 
vol.79 ゆっくり成長しよう
 
 
”改めまして、本日から入社させて頂きます、田中優里(ゆうり)と申します。一ヶ月弱、
アルバイトとしてのサロン体験で感じた、お店の落ち着いた雰囲気や、スタッフの皆さんの
やわらかい雰囲気は、やはり素敵で、これからもこの素敵な空間で、働きたいと思いました”
この度、9月21日付けで(株)ブレスに入社した田中さんは、入社の挨拶でそのように述
べました。人を雇用するということは、その人の人生における、多くの時間を拘束するとい
うことです。”時は命なり”と考えると、命の一部を頂くと言っても、過言ではないように思
います。だからこそ、採用の際には”言う事を聞いて、戦力として働き、売上を上げてもら
えるだろうか”ということではなく”彼女はこの会社で幸せになれるだろうか”という事を
考えます。6年前に3名でスタートしたbreathは、そうしたご縁を毎年、ほんの少しづつ
重ね、開業以来一人も欠ける事がなかったおかげで、現在10名(2名育休中)になりまし
た。私はこの”ほんの少しづつ”ということをとても大切にしています。売上や利益の大き
さを、闇雲に追い求めるような急成長を戒め、可能なかぎり地を這うような、緩やかな右肩
上がりを、描き続けることこそが、理想だと思っています。
 
 自然界の動植物は、ゆっくりと何百万年もかけて環境に適応してきました。人も自然界
 の一員です。人間は考える力をもっていますから、時間を与えられると、じっくり考え
 ながら変化に対応していくことができます。    伊那食品工業株式会社 塚越寛会長
  
社員一人一人が物心両面において、末広がりの幸福感を味わうためには、会社の適正な成長
は不可欠でしょう。ただし会社の成長と社員の成長が連動している事が肝心です。社員の能
力や会社の体制が整わないままの急成長の先に、急降下が待っている事は、歴史が教えてく
れています。breathはこれからも、身の丈に合わない増員や多大な広告宣伝費などを控えて、
ゆっくりと成長することで、末広がりの永続を目指してまいります。ありがとうございます。
 
 
 
 
vol.80 徳に隣あり
 
          
「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい (光文社新書)」 前川孝雄 (著) を読んで
ある会社の入社2年目の女性が”上司との飲みニケーション”を3カ月実行したそうです。
その後みるみる職場になじみ、可愛がられるようになり、仕事が増えても苦にならなくなった
結果、彼女が気づいたことは、”仕事は好意で与えられていた”という事だそうです。そして
好意で与えられる以外に、新人の私が役に立てる場はないという心構えで、任せるリスクを承
知で仕事を与えてくれる、上司の期待に応える姿勢は、やがて彼女に働くことによる幸福感を
もたらせたそうです。breathにおいてもまた、毎年新入社員を迎えるたびに、先輩が好意で
後輩に仕事を与え、その成長を後押しする、という社風が高まっているのを感じます。そして
会社としても、新規のお客様がbreathを選び、足を運んで頂けるという事は、ご紹介や口コ
ミ、外観やHPの雰囲気、ブログの内容など、きっかけは様々ですが、何かしらの好感をもっ
てくださったからこそ、来店いただいたはずです。この”好感”という来店動機を私は、お客
様との関係のファーストステップだと捉えています。そして、好感をもってこられたお客様と
の関係を深めていく事で、それは”信用”にステップアップするでしょう。そしてさらに信用
を地道に積み重ねたなら”信頼”を得ることになるでしょう。そのように信頼関係を築いた先
に、人としてお互いを”尊敬”し合い共に人生を歩んでいく、そんなご縁となったなら、それ
はとても素敵なことだなあと思います。
 
徳は孤ならず、必ず隣あり(論語)
徳のある者は孤立することがなく、理解し助力する人が必ず現れる。 
 
好感→信用→信頼→尊敬のステップのはじめの一歩としての、飲み二ケーションは、きっかけ
としてはよいと思いますが、本質的には朝の挨拶から始まる日常において、身近な人に対して
思いやりを持って接する事が肝要でしょう。相手に対して不快さを与えない、安心と喜びを与
えるように努め、徳を身につけたなら、その人の全体の雰囲気はやわらぎ、まわりの人から好
意をもたれて、ものごと(目的)を成就させるに違いありません。ありがとうございます。
 

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      10:00~19:00
last reserve  cut 18:00 / perm,color 17:00 
 
 
□ Reserve / Contact
0930-55-0803
please call at any time
for 24 hours
 

 
vol.0〜10
vol.0 ゾウの時間 ネズミの時間
vol.1 トリとエダ
vol.2 丁寧に伝えよう
vol.3 0.2秒の返事
vol.4 穏やかな気配
vol.5 使命感を持とう
vol.6 そのひとこと
vol.7 謙虚に深めよう
vol.8社風をつくろう
vol.9 意中人有り
vol.10 徹底して深めよう
 
vol.11〜20
vol.11 おだやかな月曜日
vol.12 愛語を施そう
vol.13 のびやかでいよう
vol.14 忙中閑あり
vol.15 怒らず導こう
vol.16 知るを楽しもう
vol.17 いいお店をつくろう(1)
vol.18 いいお店をつくろう(2)
vol.19 いいお店をつくろう(3)
vol.20 一隅を照らそう
 
vol.21〜30
vol.21 もっと感謝しよう
vol.22 日常の心がけ
vol.23 日常の心がけ(2)
vol.24 三方よし
vol.25 息長く続けよう
vol.26 愉しい職場
vol.27 立派な社会人
vol.28 いい社風
vol.29 ゆっくり成長しよう
vol.30 原因内にあり
 
vol.31〜40
vol.31 手段と目的
vol.32 移しかえ
vol.33 風韻風格
vol.34 使命感をつかもう
vol.35 時は命なり
vol.36 礼を大切に
vol.37 日々是好日
vol.38 腰骨を立てよう
vol.39 心のあらわれ
vol.40 徳は孤ならず
 
vol.41〜50
vol.41 美しい礼
vol.42 ペンギンのくちばし
vol.43 殻を脱ごう
vol.44 心で聴こう
vol.45 父の教え
vol.46 素直なこころ
vol.47 明るい返事
vol.48 学思行伝
vol.49 理想の美容師像
vol.50 言葉を選ぼう
 
vol.51〜60
vol.51 喜びを与えよう
vol.52 徳は思いやり
vol.53 思いやりの矢印
vol.54 感性を磨こう
vol.55 思い方を伝えよう
vol.56 難有り有難し
vol.57 息子に学ぼう
vol.58 責任感
vol.59 機を見るに敏
vol.60 花には水を
 
vol.61〜70
vol.61 いい会社をつくろう
vol.62 輝く個性
vol.63 土台は人がら
vol.64 自己を忘れる
vol.65 会社の喜び
vol.66 苦中楽あり
vol.67 やわらかく、しなやかに
vol.68 師表徳化
vol.69 積み重ねよう
vol.70 肯定即感謝
 
vol.71〜80
vol.71 生きがいと道楽
vol.72 あこがれの人
vol.73 一切感謝
vol.74 自己を正そう
vol.75 面授口訣
vol.76 地獄と極楽
vol.77 一切肯定
vol.78 唯心所言
vol.79 ゆっくり成長しよう
vol.80 徳に隣あり
 
vol.81〜90
vol.81 遠きをはかる
vol.82 ある日の喜び
vol.83 心の置きどころ
vol.84 ことばを選ぼう
vol.85 そなえよつねに
vol.86 大きく正そう
vol.87 五指長短あり
vol.88 共に歩もう
vol.89 後ろ姿
vol.90 見てもらおう
 
vol.91〜100
vol.91 深山の桜
vol.92 師の教え
vol.93 見守ろう
vol.94 謙虚な心
vol.95 不易流行
vol.96 とっておき
vol.97 支えよう
vol.98 素直に見つめよう
vol.99 積み重ねよう
vol.100 五事を正す
 
vol.101〜110
vol.101 まんまる
vol.102 意識しよう
vol.103 快適な職場
vol.104 自己を忘れる
vol.105 健康を守ろう
vol.106 深めると広がる
vol.107 大切にしよう
vol.108 築き上げよう
vol.109 好かれる美容師
vol.100 五事を正す
 
vol.111〜120
 
vol.111 宝物を授けよう
vol.112 心の置きどころ
vol.113 言葉を選ぼう
vol.114 人間学を学ぼう(1)